会社の先輩からの妊娠報告を受けた。
ショックだった。
マッチングアプリで出会い、私より3年も後に結婚したのに、結婚式をした1週間後に妊娠報告なんて。
動揺と焦りと不安と、色々なネガティブな感情を押し殺し、精一杯の"おめでとう"を声に出した。
性格の悪い私の心の中は、"dounika natte shimae"と毎日毎日願い続けた。
先輩が産休・育休と抜けてしまう穴は、確実に私が請け負うことになる。
私も子どもが欲しいのに、先輩の穴を埋めている時間はないし、先に行かれた感が腹立たしい。
いろんなネガティブな感情と考えが相乗効果を発揮し、願いを叶えてしまう。
2ヶ月過ぎた頃、流産と報告を受けた。
私の目には涙が浮かんだ。
あれだけ願っていたのに、、、私も人間だった。
同時に安心している私もいた。
自分がとても怖くなり、涙が出たのかもしれない。
信じられないぐらい願っていたのだろう。
好都合に捉えてしまう癖のある私は、逆も然りと考え始める。
良くないことであれ、願えば願うほど叶ってしまった。
ということは、"子どもが欲しい"、"どうにか妊娠したい"、"私は母になる"と願い続ければ、
あっという間にその時は来るのではないか。